100万円以上の商品で何が違うのか
税抜の単価が100万円以上の商品については、お店が国税庁に送信する購入記録情報に、その商品を特定するための情報を加える必要があります。それより安い商品では、この情報は任意です。
空港では、税関が持ち出す商品と購入記録情報を照合します。記録があいまいで照合できなければ、税関は持ち出しを確認できず、お店も消費税を返金できません。
お店が記録する内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 具体的な名称 | 「ジュエリー」「衣類」ではなく、「ダイヤの指輪」「毛皮のコート」など |
| ブランド名 | メーカーやブランドの名称 |
| モデル名・型番 | モデル名や型番 |
| 形状・色彩などの特徴 | 形、色、素材、サイズ、重さ |
| 鑑定書・保証書 | 鑑定書、鑑別書、保証書が付いているかどうか |
| シリアル番号 | ほとんどの時計や多くのバッグのように、シリアル番号がある商品では必須です。ロット番号(製造番号)はシリアル番号に当たりません。 |
あいまいな記録では返金されません
国税庁は、商品を特定できない記録の例として、「黒色」とだけ書かれた腕時計や、ブランド名だけの指輪を挙げています。シリアル番号のある腕時計で記録にその番号がない場合、税関で確認を受けられない可能性があります。
お店を出る前に
- 免税の記録に登録されたブランド名、型番、シリアル番号が商品と一致しているか、店員に確認してもらいましょう。
- シリアル番号が見えにくい場所(バッグの内ポケットやICタグなど)にある場合は、その場所も記録してもらいます。
- どの返金方法になり、手数料がいくらかを確認しましょう。高額の購入では、率で決まる手数料も大きな金額になります。
- 高額品は別会計にしてレシートを分けることも検討してください。確認はレシート単位なので、同じレシートの小さな商品が1点欠けるだけで、高額品の返金も受けられなくなります。
出国前に
- 鑑定書、鑑別書、保証書は機内持ち込みの手荷物に入れておきます。税関から提示を求められることがあり、記録がそれを前提にしているのに手元にないと、確認を受けられない可能性があります。
- 箱や、型番が書かれた包装は捨てずに保管します。捨てると商品を特定しにくくなります。
- 時計、バッグ、ジュエリーは日本滞在中に身に着けたり使ったりしてもかまいません。飲食料品や化粧品と違い、一緒に持ち出せば確認を受けられます。
- キオスク端末での確認は手荷物を預ける前に行い、検査の時間も見込んでおきましょう。レッド判定の場合は、税関職員に商品を提示します。
複数購入する場合
100万円以上の商品は、同じものでも1点ずつ記録されます。同じモデルの時計を2本買えば、シリアル番号の異なる2件の記録になり、税関も1点ずつ確認します。
免税で購入できるのは、自分で使うものや贈り物として持ち帰るものです。事業用や転売目的で購入する商品は対象外です。
